何から始めるのか
やっとの思いで転職を決意しても”現職に伝えたほうがいい?”や”退職してから動くべき?”等々…
そこからどう動けばいいのか、悩みや不安は出てきますよね。
実際に私も過去5回の転職を経験しているので、そういったお気持ちはものすごく理解できます。
このページでは初めて転職を行う人・転職したいけど具体的にどうすればいいかわからない人へ安心して転職活動を進められるように全体の流れを記載しています!
ご自身の状況や今後チャレンジする業種、スキル等によっても多少異なる部分はあるかもしれませんが、是非参考にしてみてください♪
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全体の流れ
①転職サイトに登録する
②興味がある求人があればどんどん応募する
③(納得する条件で内定が取れたら)退職交渉をする
本題に入る前に…
退職を決意したこと・転職活動をスタートすることは現職には伝えない、そして次が決まっていない状態で先に退職しないことをお勧めします。 <
その理由は大きく3つ
・現時点では納得のいく内定条件を取れるかわからないため
・現職からの引き留めや退職時期の先延ばし相談を受けてしまうため
・次が決まっていない状態で転職活動を行うと選考ハードルが高まるため
まず現時点では自分の希望する条件で転職できるかも、そもそも内定が取れるかもわかりません。
万が一、(納得のいく条件で)内定が取れなかった場合は、現職を継続することになりますが、先に退職する旨や転職活動を行っていることを伝えてしまうと、会社側からは”辞める人(辞めたい人)である”という認識をされてしまっている為、残りづらくなります。
そして、今の状態で退職する旨を伝えても、”条件を変える(例:給与を上げる、勤務時間を減らす)”等の交渉を行い、退職し辛くしたり、”〇〇までは残ってほしい”と時期を先延ばしにされて、それらを全て聞いてしまうとせっかく決意した転職希望が徐々に弱くなってしまいます。
また、意外な落とし穴としては次が決まっていない状態で退職すると選考のハードルが高まるという点です。
私もこれまでたくさんの方の転職サポートを行ってきましたが、「しっかり区切りをつけて(退職して)から転職活動した方が良い印象を与えられるのでは」と考えている方は数多くいらっしゃいました。
確かに「いつでも入社出来ます!」というのはある種のアピールにもなりますし、転職活動は応募書類を作ったり面接日程を調整したりと、仕事と並行して進めることはかなりの気力・体力を消耗しますので、退職してから動き始めたいと考える気持ちはよくわかります。
ただ、先に退職してしまうと面接官は「そんなに現職が嫌だったのか・内定が取れなかったらどうするのか(無計画では?嫌な環境から逃げ出したいのでは?)」というネガティブな印象を持たれてしまいます。もちろん、家庭の事情や何か特別な事情がある場合には先に退職する事もありますので全てがNGというわけではありませんが、このような印象を持たれた上で面接に進むと入口からネガティブな印象を持たれてしまう可能性がありますので、極力”仕事と並行して”転職活動を進めることをお勧めします!
①転職サイトに登録する
転職は自分一人の力でも出来る!そう考えている方は少なくないと思いますし、実際、誰かにサポートされなくても転職が成功する人だっています。ただ、全国には360万社以上(2021年時点)の企業があり、その中で本当に自分にあった会社・業界を見つけるのは非常に難しいです。
転職サイトに登録すれば自分が目指したい業界の求人をアドバイザーが希望・経験・スキルに応じて紹介してくれるため、効率よく希望にマッチする求人を見つけることが出来ます。
また、転職サイトには例えば医療系に強いサイトや営業系に強いサイト等、業種によっても得意不得意が分かれます。
もし既に転職先の業界が決まっているのであれば、その分野に強い転職サイトを探してみましょう!
しかし、そんなすぐに決められないのが転職活動。
まだご自身が進みたい業界や方向性に悩んでいるようであれば、まずは総合的にサポートしてくれる大手転職サイトに登録して幅広く情報を収集しましょう!
②興味がある求人があればどんどん応募する
転職サイトに登録出来たら早速いろいろな求人を見ていきましょう!
そして、実際に気になる企業・求人が見つかったら悩むよりもまずは応募に進みましょう。
特に初めての業界だと”本当に応募して大丈夫か・選考に進めるのか”と不安はたくさん出てくると思います。しかし、応募してみなければ希望にマッチした環境なのかも、そもそも選考に進めるのかすらもわかりません。
勿論、応募する前に事業内容や方針、基本的な応募条件、採用条件は確認する必要はありますが、選考の一環として会社説明を実施してくれる企業は多いため、応募前に悩みすぎてその間に求人がなくなってしまうよりは、まずは応募して選考に進みましょう。
最終的には選考の中で会社のことを理解し、その上で納得のいく環境・条件かじっくり検討してお返事すれば何も問題ありません!
求人は生もの(なまもの)とよく言いますが、まさにその通り!
あなたの考える”条件の良い求人”は、他の人から見ても”条件の良い求人”と捉えられる事が多く、そういった求人はすぐに募集枠が一杯になってしまうのです。
そのため、少しでも興味のある求人があれば、どんどん応募してみましょう!
また、せっかくならば気になっている業界やチャレンジしてみたい業界の求人絞って検討したいと思いますが、個人的にはこれまでの経験を活かせられそうな求人についても並行して見ていくことをお勧めします。
経験がある業界も並行して検討する理由としては大きく3つ
・未経験業界へのチャレンジは選考ハードルが高い(=内定が取りづらい)
・採用条件や会社の良し悪しが判断しづらい(=入社後のミスマッチに繋がりやすい)
・経験のある業種でも、同業他社のことを把握できていない
特に個人的には3つ目は見落としがちで注意が必要なポイントです。
例えば、接客業の経験があって、接客系の仕事はこりごりだと思っている人がいるとします。
重要なのは、接客業のどの部分に”ネガティブ”な印象を持っているのか。
そのポイントによっては同業種で転職をしてしまった方が条件よく転職が出来る場合があります。
具体的には”休みが取れない・通し勤務が多い”という部分に不満を思っている場合、例えば現職よりも規模の大きい会社に転職してみる(応募して話を聞いてみる)と、人員体制や福利厚生が充実しており、今悩んでいる環境を改善することができたという例があります。
休みの取りやすさや通し勤務の頻度は会社の体質・体制によって大きく異なるため、実は業界を変えるのではなく”会社を変える”ことで状況の改善は十分出来るようになります。
※ここでは「会社の規模」という例として記載しますが、規模以外にも方針や体制という意味で同業他社を調べてみると意外と同業種への転職する方がメリットが大きい事もあります。
自分にとってどんな会社・どんな業種が合っているのかを図るためにも、広い視野をもって検討してみましょう!
③(納得する条件で内定が取れたら)退職交渉をする
ご自身が納得できる条件で内定が取れたら、現職へ退職交渉を行いましょう!
ここでは退職交渉の際の注意ポイント3点を記載します。
・退職理由は不満や愚痴にならないように伝える
・退職日は「1~2か月以内」で確定させる
・条件を変える等の引き留めに揺るがない
これまで勤務してきた会社に対して思うところや言いたいことが色々あるのはわかります。
しかし、ここで愚痴・不満を言っても不要な引き留めやトラブルが発生してしまう恐れがあるため、冷静に対応する事を心がけましょう!
また、管理職の方々は部下が退職するとマネジメント能力の有無を確認されたり、新たな採用・教育等、面倒な手続きを行わなければならないため、出来る限り時期を先延ばしにしたり、引き留めを行ってきます。
この時に例えば”希望の部署に異動させる”や”給与を上げる・勤務時間を変更させる”などと、自分にとってメリットのある条件を提示することがありますが、極端な話、条件を変えてくれた上司が”いつまでいるかもわからない(=会社には内緒で特別扱いをしている場合もある)”ため、基本的には無視する事をお勧めします。
転職することが必ずしも正解ではありませんが、慎重に検討しましょう!